♦︎メンタルヘルスとは
メンタルヘルスとは、こころの健康のこと。
職場においては「こころの健康」という意味にとどまらず、もっと積極的に「働く人たちの健康な職場づくりを推進していこう」という意味合いが込められています。
♦︎労働安全衛生調査(実態調査 平成30年)
・現在の仕事や職業生活に関することで、強いストレスとなっていると感じる事柄がある労働者の割合は58%
・ストレスと感じる事柄
【1位】仕事の質・量 59.4% 【2位】仕事の失敗、責任の発生 34% 【3位】対人関係(セクハラ・パワハラを含む) 31.3%
♦︎ストレスとは
外部からのさまざまな刺激によって自分の身体や心に負荷がかかり、「歪み」が生じること
※ストレス=悪いものと考えがちであるが、自分を高めていく過程に良い刺激となって関わってくる良いストレスもある
♦︎メンタルヘルスケアとは
職場において、会社が講ずる労働者のこころの健康の保持増進のための措置
より働きやすい職場づくり、ストレス負荷の軽減、職場復帰などが具体的な取り組みです
♦︎メンタルヘルスケアの基本的な考え
「一次予防」:メンタルヘルス不調を未然に防止する
「二次予防」:メンタルヘルス不調者を早期に発見し、早い段階で治療に結びつけるための対策を行う
「三次予防」:メンタルヘルス不調となった労働者の職場復帰の支援等を行う
♦︎4つのメンタルヘルスケア
継続的かつ計画的に行われることが重要です
①セルフケア(管理監督者も含む)
・ストレスやメンタルヘルスに対する正しい理解
・ストレスチェックなどを活用したストレスへの気付き
・ストレスへの対処
②ラインケア 管理監督者(上司)が実施
・職場環境等の把握と改善
・労働者からの相談対応
・職場復帰における支援
③事業場内産業保健スタッフ等によるケア(産業医・保健師・衛生管理者・人事労務担当者など)
・具体的なメンタルヘルスケアの実施に関する企画立案
・個人の健康情報の取扱い
・事業場外資源とのネットワークの形成やその窓口
・職場復帰における支援
④事業場外資源によるケア(事業場外の機関・専門家によるケア)
・情報提供や助言を受けるなど、サービスの活用
・ネットワークの形成
・職場復帰における支援