熱中症対策行動計画

令和3年に「熱中症対策行動計画」が策定されました。熱中症による救急搬送、死亡者が増加しています。適切な熱中症予防に努めましょう。

下記目標の達成に向けて、特に死亡者数の多い高齢者向けの熱中症対策や、地域や産業界との連携強化などの重点対策を体系的にまとめた「熱中症対策行動計画」が策定されました。

熱中症対策における政府の新たな取組 令和3年3月25日

熱中症による救急搬送人員の状況

直近の3年間に最も搬送人員が多く発生

教育機関、仕事場、公衆における搬送人員が全体の34%を占めている

出典:消防庁

熱中症による死亡者の状況

平成30年以降1,000人を超えている

出典:人口動態統計

令和2年夏の東京都23区における熱中症死亡者の状況

計200人(速報値)のうち

・約9割は65歳以上の高齢者

・約9割は屋内

屋内での死亡者のうち

・約9割はクーラーを使用していなかった

出典:東京都監察医務院

熱中症対策行動計画(概要) 令和3年3月25日策定

中期的な目標

熱中症による死亡者数ゼロに向けて、できる限り早期に死亡者数年1,000人以下を目指し、顕著な減少傾向に転じさせる。

令和3年夏の目標

「熱中症警戒アラート」などに基づき、国民、事業所、関係団体などによる適切な熱中症予防行動の定着を目指す

①重点対象分野

1.高齢者等の屋内における熱中症対策の強化

熱中症対策に関する知見を、高齢者等の視点に立って伝わりやすいように包括的に取りまとめ、地方公共団体や民間企業等の協力も得ながら、各府省庁連携して様々なルートを通じてワンボイスで伝えます。

2.管理者がいる場等における熱中症対策の促進

教育機関、仕事場、農作業場、スポーツ施設、イベント会場、避難所等の現場において、熱中症警戒アラートの活用や、暑さ指数の測定・活用などにより、各現場に応じた熱中症対策を徹底します。

3.新型コロナウイルス感染症対策と熱中症対策の両立

マスク着用と熱中症の関係などを含めた、『新しい生活様式』における熱中症予防について、研究調査分析を進め、十分な科学的知見を得ながら、新しい知見を随時盛り込んだ対応策の周知を徹底します。

4.東京オリンピック・パラリンピック競技大会における熱中症対策の促進

多言語での普及啓発、主要競技会場周辺の暑さ指数(WBGT)等の情報発信等、組織委員会や東京都等と連携して、大会本番の熱中症対策に万全を期します。

②連携の強化

1.地域における連携強化

地方公共団体を中心とした、地域住民の熱中症予防行動を促進。また、高齢者等の熱中症弱者への地域での見守りや声かけが実施されるよう、地域の団体や民間企業と連携

2.産業界との連携強化

熱中症に関連した様々な商品やサービスの開発について、民間企業の技術開発や事業展開の後押しを通じた市場の拡充が、熱中症対策の一層の推進に繋がるよう、産業界との連携を強化

③広報及び情報発信の強化

熱中症予防強化キャンペーン

これまで毎年7月に実施してきた熱中症予防強化月間を、令和3年度から「熱中症予防強化キャンペーン」(毎年4月〜9月)として、関係府省庁の連携を強化して広報を実施します。

熱中症警戒アラート

令和3年度から全国展開する「熱中症警戒アラート」について、関係府省庁が連携して多様な媒体や手段で国民に対して情報発信し熱中症予防行動を促します。

参考資料:環境庁HP

関連記事

すべて表示