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通勤災害

通勤災害とは、通勤によって労働者が被った傷病等を言います。通勤中でも、予期せぬ事故の危険が潜んでいます。通いなれた道でも、事故を未然に防ぐことができるような危険予測が大切です。

通勤災害が起こりやすい条件の一例

雨の日

雨の日は路面が滑りやすくなっています。また、傘によって視界が遮られたり、降雨による視界不良によって、足元の確認がしづらい状況となります。特にかかとの高いヒール靴を履いている方は、地面と足底の接地面が少ないために、転倒や衝突に注意が必要です。

滑りやすい場所としては、濡れた排水溝の蓋、雨で濡れた外階段などが挙げられます。屋内であっても、濡れた状態の靴や傘から落ちた滴によって、床や階段、廊下が滑りやすくなっています。その他、段差や傾斜のある場所にも注意が必要です。

電車

朝や帰宅時の満員電車では、足元が確認できずに足を踏まれて骨折するなどの事故が考えられます。足を守るために、つま先の空いたサンダルではなく、つま先の覆われているデザインの履き物を選択するようにしましょう。また、自身が他人を傷つけないためにも、満員電車でのピンヒールの着用は控えるようにしましょう。

降雪や路面の凍結

車通勤では、運転時のスリップ事故はもちろんの事、運転時以外でも、車に積もった雪下ろし作業時に転倒事故の発生リスクがあります。冬の運転にはスタッドレスタイヤの装着を必ず実施するようにしてください。

徒歩通勤では、横断歩道の白線の上は凍結しやすいので注意が必要です。また、除雪によって、段差や階段が確認しづらくなっていますので、1歩ずつ確認しながら歩くようにしましょう。運動靴を履き、両手の空くリュックサックにするなど、出勤時の服装にも注意を払いましょう。降雪や路面凍結によって、通勤に時間がかかる事が考えられますので、必ず時間に余裕を持って出勤しましょう。

※参考資料:消費者庁HP、鳥取県 / 島根県労働基準監督署

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